職場の問題について考える~その1~

みなさん、こんにちは。猛暑の日々が過ぎ去り、ようやく気持ちのいい秋がやってきたと思ったら、早くも冬の気配を感じる肌寒さ。なんだか年々、秋が短くなっている感じがします。秋だけでなく、春も短くなってきてますよね。

長い夏と、長い冬が交代でやってきて、その合間に、春と秋がちょこっと挟まっているような感覚です。

さてさて、今回のお題は、私が勤めている職場の話です。

仕事に関連することは、過去の記事でも、ほんの少し書いているのですが、今後は折を見て継続的に書いていこうと思います。

その理由は主に二つ。

ひとつは、私が日々感じている違和感や悩みは、世の中で働いている多くの人たちに共通するものだと信じるからです。つまり、次のような願いです。

働く人間のひとりとして、みんなにも一緒に考えてもらいたい

もう一つは、私が属している組織(某自治体です)が、あまりにも多くの問題を抱えており、さらに悪いのは、内側から自らを律すること、いわゆる「自浄作用」が絶望的なまでに働かないからです。

つまり、こういう問いかけです。

こんなふざけた役人たちが税金で飯を食っている。納税者のみなさん、このままでいいと思いますか?

ところで、自浄作用が働かない組織というのは、役所に限らず、営利企業、その他いろいろ、おそらく形態を問いません。程度の差はあれ、いろいろな組織が、外側から圧力をかけられないと、内側からは間違いを正せない状況に陥っているのではないかと想像します。

毎日、ちゃんとテレビのニュースを見たり、新聞を読んだりしている人なら、「どこの連中も、似たような悪いことやってんなあ」という感じですよね。呆れるやら何やら。そのうち、呆れること自体にも疲れてきてしまいます(まあ私の場合、呆れたり、怒りを覚えながらも、懲りずに闘い続けるのですが)。

でも私が思うに、組織を構成する一人ひとりが全員悪人ということは、ほとんどないのです。ただ、多くの人間が集まって「組織」となり、かつ、どこか一ヶ所から腐敗が始まると、次第にその状況に迎合する人間が増えていく。

やがて、その組織は少しずつ、少しずつ、腐敗が進んでいくのだと思います。

さて、とにかく問題が多過ぎる職場なのですが、ひとまず、直近のエピソードからいきましょう。読んでいただけたら、ほんとに脱力必至。あるいは「うちの会社も、こんな奴いるよ〜」となるかもしれません。

誤解のないよう言っておきますが、私の最終目的は、決して批判することではありません。

みなさんも、ご自分が属している会社とか、町内会とか、PTAとか、なんでもいいですが、もっと活き活きと働ける組織に変えるには、どうしたらいいのかと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

「自分も身近なところから、ちょっとずつでも良い方向に変えてやるぞ」、そういうエネルギーが湧いてくる記事を書いていきたい。それが私の本来の目的であり、希望なのです。

では話を進めます。

先日、私の職場で、ある職員が、こんなことを電話で話していました。

「◯◯◯(ある書類の正式名称)をもらってください。(少し間が空く)はい、◯◯◯です。□□に言えばわかると思います。◯◯◯です」

しかし、電話の向こう側にいるであろう相手(住民でしょうか)にとって、◯◯◯とは一体どんな書類なのか、ピンときていないようでした。なぜなら、電話をかけていた職員は、この書類の名称を少なくとも3、4回、繰り返し言っていたからです。

私は、自分のパソコンに向かって仕事をしながら、この職員が話すのを流し聞きしていました。

別に聞き耳を立てていたわけではありません。誰だって、9割くらいは自分の仕事に集中していても、残りの1割くらいは、周囲の会話とか電話の鳴る音などを聞いているものです。

ただ、私は心の中で、(あのね、世間では、それって通称「△△△」って言うのよ。専門用語じゃなくて、一般市民に理解しやすい言葉に置き換えなきゃ。お役所言葉はわかりにくいって、よく言われるでしょ)なんて思っていたのですね。

その時、電話で話していた職員が属する係(複数人の机を向かい合わせにしてくっつけた、いわゆる「島」です)には、ベテランと言うべき経験の長い職員が、複数人、座っていました。

もし私が電話していた職員と同じ係だったら、メモ用紙に「それは△△△って言うと、世間では通じやすいよ」と書いて、その説明下手な職員の机上に、サッと差し出したことでしょう。

だって、電話の向こう側にいる人は、話題になっている書類の意味するところを、しっかりと理解できていない様子が、側から聞いているだけで、はっきりとうかがえたからです。

もし、すぐに理解できていたのなら、電話の相手も「ああ、あれですね、わかりました」という感じで、もっとサクサク話が進むに違いないですからね。この私の推測は、高い確率で正しいはず。

ところが、この時、同じ係の先輩職員たち(担当している職務も、電話中の職員と共通項目が多いです)は、黙ったまま、何もしようとしませんでした。

ただ、私は心の中で期待していたのです。この電話が終わったら、先輩や上司が「◯◯さん、それはね、△△△って言うと、一般の人には通じやすいんだよ」と教えてあげるだろうと。

相手にとって分かりやすい言葉を使いましょうという考え方は、どの業界でも共有されていますよね。今どきの言葉でいうと「他人事ではなく、自分事として考える」ということ。

ところがです。実際には、この職員が電話を終えた後も、周囲の職員たちは、黙ってパソコンに向かったまま、自分の仕事にかまけていました。

「若い職員を育てようとしない」というのが、この職場の大きな特徴です。

いや、特徴と言ったら恥ずかしい限りですが、でも本当にそうなのだから仕方ない。

私は、ほんの一瞬ですが、電話をかけた職員が属する係の先輩や上司たちに、こんなふうに進言しようかとさえ考えました。

「もっとわかりやすい言葉で相手に説明するよう、教えてあげたらどうですか」と。

しかし、私は今までにも、自分が属するのとは別の係の職員たちにまで、あれこれ指導や注意をしてきました。

それは現在、私が所属している部署だけでなく、その前に所属していた部署でも同様です。いつまで同じことを言わせるんじゃ! と怒りを覚える日々です。

心底うんざりするくらい、毎日、毎日、粘り強く指導を続けてきました。

まあ、よくぞ次から次へと、注意したり指導しないといけない問題が現れてくるなあと(ある意味では)感心してしまいます。

また、その問題というのが、現代社会を生きる人間なら共通して認識し、実行しないといけない、ごく当たり前のことばかり。いい加減にせい、と思ってしまいます。

さらに、私が指導している相手の職員たちが、あまりに「暖簾に腕押し」の態度をとり続けるので、こちらの指導する気も次第に失せてきてしまいます。

それもあって、この電話の時は聞こえなかったふりをして、私は何も言わなかったのです。なによりも、直接指導すべき職員たちが、私よりも近くにいたという理由もあります。

ただねえ、私は思うのですよ。

人を育てようとしない組織に未来はない。

主任とか係長とか、もちろん課長もそうですが、いわゆる「ヒラ社員」ではない人間は、下の者を育てるという役割も、自分の給料に含まれているわけです。私は常に、そのことを自覚し、実際に、主に若手職員に対して指導や注意をしてきました(時々、上司にさえ指導してました 涙)

しかし、そうした指導的役割や責任を確実に果たしている主任とか係長を、残念ながら、ほとんど見たことがありません。まったくゼロというわけではないですが、きわめて少数派です。上がダメなら、下もダメになるのは必然。

今もこうやって、その場面を思い出しながら書いているだけで、ため息が出てきます。同じ役所の職員として、私は日々、情けない気持ちになっています。そして、もはや怒りさえ湧いてきます。

私が他の職員たちに向かって言っているのは、要約すれば、実に単純かつ当然のことです。

法令や条例、規則を守ること、そして時代が求める倫理に沿って働くこと。

これをしっかりやることが、ひいては住民の利益や権利を守ることになるからです。まったく当たり前のことなのですが、これさえできない職員が、たくさんいるんですね。

いわゆるコンプライアンス意識が不十分。特に、倫理とか規範と言われるような、必ずしも明文化されていないものに対する意識がきわめて低い。

もし、コンプライアンス違反のことをやっていると世間に知れたら、民間企業の場合、あっという間に業績が悪化して大変なことになります。

でも役人というのは、よほど重大な犯罪に手を染めない限り、なかなかクビにできません。そこに甘えているとしか思えない職員が一定数いるのは、残念ながら確かです。身内である私から見ていても腹が立ってくるんですからね。

あとは、社会人としてのマナーさえ、おぼつかない者も大勢います。特に目立つのは、20代から30代の比較的若い職員。

一例を挙げます。

庁舎内の狭い廊下を、二人、三人の職員が横に並んで歩いています(それもノロノロと)。そして、お客様たる来庁者が、職員たちが歩いている脇の狭い隙間を縫うようにして通り抜けていく。これ、ランチタイム前後の日常的風景になってます。

お前たちの給料は、一体、誰が払ってくれてるのか考えろ! と言いたくなります。

私なんか、こういうマナーの悪い職員たちの背後からドロップキックをかましたくなります。来庁者よりも、自分たちの通行を優先する職員の姿。本当に見たくないです。公務員として、恥としか言いようがない。

ところで、今回ここに書いたのは、ほんの数個のエピソードに過ぎません。

しかし世の中、「一事が万事」と言います。

大事だけれども小さく見えること、小さいけれど大事なこと。

そうした物事を、いい加減に扱っていると、日々の様々なトラブルの原因となります。時には、住民の利益を損なう事態にもなる。

そして、いつの日か、とてつもなく大きな問題を引き起こすことにも、つながりかねないのです。

とりあえず、今回は、このあたりで。

この調子で書いていると、仮に毎日徹夜したとしても、一ヶ月くらい必要になってしまうからです。

「そんな、まさか!」と思われるかもしれませんが、冗談抜きで、それほどまでに多くの問題を抱えた役所なのです。もし、その実態を知ったら、納税者のみなさんは激怒することでしょう。怒らない人がいるとは、少なくとも私には想像できません。

(実際、この役所は、とてつもなく大きな問題を過去に起こしたのですが…それはまた、いつかの機会に)

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