2023年、とりあえず年頭に考えていることを書き連ねてみる

このあいだ年が明けたと思ったら、もう1月も既に下旬である。去年の暮れから、来年三ヶ日のどこかで新年最初の記事を書くぞと意気込んでいたのだが、やるべきことが多く断念した。

日々のルーティンだけでも結構な忙しさなのに、臨時で対応せざるをえない、あれこれが加わるのが悩ましい。

もしもブログを頻繁に更新しようと思ったら、自分のための時間(例としては音楽を聴いたりドラマを観たり)を削ればいいのだろうが、それをやってしまうと精神衛生上よろしくないのは確実である。

最近では、週末の夜に映画やドラマを観ようと思っても、映画を観ることと文章を書くことを秤にかける自分がいる。「この娯楽の時間を捨てて、ブログの下書きでもしたほうがいいのではないか?」と自問してしまうのだ。

しかし、私がうまく気分転換をして元気でいなければ家族が困ることになるから、自分のための最小限の時間は、やはり確保する必要がある。

これは決して言い訳とは思わない。なぜなら、家庭のために金を稼いでくる人間が元気でいることは、家族にとってきわめて大事なことだからだ。

どうやら世間には、養うべき家族がいるにもかかわらず、適量を超えた飲酒あるいは喫煙をやめようとしなかったりなどと、不摂生な生活を続けている人々もいるようだ。

しかし私は毎日できるだけまともな食事を摂り、酒も適量を心がけている。まあ酒というやつは様々な病気のリスクを高めるので、本当は飲まないほうがいいのかもしれないが、酒ほど人を寛がせてくれるものも他になく、うまく付き合っていけば人生の友になるのだ。

それに私は、ちょっとでも適量を超えた日は、次の日に飲む量を減らしたりするので健康的なほうだろう(これこそ言い訳?)。

さらに私は、日々の移動手段も健康的である。すなわち車は持たず、徒歩と鉄道によって移動するのだ。

鉄道と徒歩または自転車などを利用するのは、二酸化炭素の排出量を削減し、おまけに健康維持にも役立つ。つまり自分と家族にも良い、地球環境にも良い。まさしく一石二鳥。SDGsの観点からも有益である。

ちなみに、人間1人を1km運ぶときに排出される二酸化炭素の量を交通手段別に比較すると、以下のとおりだという(2019年度。国土交通省による)。

鉄道・・・17g

バス・・・ 57g

航空・・・ 98g

自家用車・・・130g

(単位:g -CO2/人km)

ずばり鉄道の圧勝である。

近年、ヨーロッパでは環境負荷の大きい航空機で移動することを”flight shame”、「飛び恥」と呼ぶ人たちも現れたが、その飛び恥より、さらに単位あたりの排出量が劇的に多いのが自家用車なのだ。

「いやいや、今後、電気や水素で走る車が増えれば、車で移動しても環境負荷は軽減されるぞ」と反論する自動車愛好家もあろうが、そこはドッコイ、鉄道だって進化している。

既に海外の鉄道ではバッテリー、電気とディーゼルのハイブリッド車両の導入に向けた動きが進んでいる。もちろん、その先には水素を動力源とする車両の導入を見据えているのは言うまでもない。

単位あたりの排出量の少なさにおいて、自動車が鉄道に勝つ日は、おそらく永遠にやって来ないだろう。

ただ、この国にとって自動車製造は基幹産業なので、自家用車に乗らない人が増えることは、短期的に見れば経済に悪影響を及ぼす。

また、鉄道の輸送力が都市部ほど高くない地方において、さらには様々な理由で鉄道の利用が困難な人たちにとって、自動車が必要であり続けるのも確かだ。

しかし、その場合でも、できるだけ自家用車ではなくバスを利用したら、同じ自動車でも単位あたりの二酸化炭素排出量が半分程度になるのは、上のデータからも明らかである。

ところでバスと言えば、昨今、地域の足となるコミュニティバスを走らせる取り組みが、一部の自治体で進みつつある。これは人々の移動手段を多様化させるのみならず環境面においても有意義である。

ただし長期的に見れば、環境負荷が高くなりやすい自動車という製品を、せっせと国内外で売らなければやっていけない今の日本経済の在り方は変わるべきだと思う。

とまあ、こんな感じで、忙しくて書けないとか言っている割には、書き始めると止まらなくなってしまう。その気になれば、もう少し高い頻度で更新できるのではと思えてくる。なにより、他にも書きたいテーマは頭の中にたくさんある。

私の場合、一つひとつの記事の量と質にこだわり過ぎる傾向もあり、そのことが更新頻度を低くする一因になっている。読み応えのあるものを書こうとするあまり、記事ひとつあたりの執筆時間が長くなっているのだ。

今年はもう少し文章の量を刈り込んで、月に2回程度更新していけたらいいと思っている(これまた、あまり期待しないでください…)。

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