職場の問題について考える~その6~

目黒区役所で働いていると、毎日毎日、さまざまな問題が目に入ってくるということは、このブログを読んでいただいている方たちには理解していただけているでしょう。

こうした場所を利用して、さっさとアウトプットしていかないと、まともな神経の持ち主である私のような人間の側が、神経をすり減らすことになってしまいます。これほどアンフェアなことはありません。

この役所は、業務に関してもおかしなことはたくさんあるのですが、それ以前の問題として、職員が当たり前のマナーさえ身についていない。また、それはすべて「自分さえ良ければいい」という自己中心的な意識が根本にあることが明白です。

こういう人間たちは仕事をする時でも、表面的にはちゃんとしているように見えて、心の底では区民をなめていますから、実際にはいい加減にやっているところも多く見受けられます。

そんな彼らの所業を見せられる私は、同じ組織に属する人間として日々恥ずかしく思い、とてつもなく大きなフラストレーションを感じています。最近では、自分は就職する場所を間違えたのだと思い、なんとも言えない悲しい気持ちになっています。

また、これらの間違った職場の風土、土壌というか、根本的な体質を改善しようとする職員は、わずかしか存在しません。ここが目黒区役所の悲劇なのです。

物事を正しく行いたいと思う倫理観、そして向上心や意欲をもっている職員にとって悲劇。

そしてなにより住民にとって最大の悲劇です。こんなふざけた職員たちが、自分たちの生活に深く関わる事務を行なっているんですからね。いつ何時、悪いことが起きるかわかりません。

というか、実際に多くの悪いことが起きています。次に実例を挙げます。

1 DV被害者個人情報漏洩事故

目黒区は2019年9月に、きわめて重大な個人情報漏洩事故を起こしました。このとき個人情報を漏洩された家族は、急遽、自宅から避難せざるをえなくなりました。目黒区は、この家族の方たちに対して甚大な被害を与えたのです。こんな事故を起こす自治体なんて、恐怖以外の何物でもないですよね。

そしてこの事故は、職員によるミス、それもありえないほど低レベルなミスが根本的な原因をつくっています。システム上の問題もあったようですが、人間の適切な判断力によって事故を防ぐことは容易に可能でした。

当該事務に関わった職員たちが、およそ信じられないほど常識を欠いていたからこそ、この情報漏洩事故は起きた。そう言って構わないでしょう。

さらに悪いのは、目黒区はこの個人情報漏洩事故を起こした事実を、1年間にわたって隠蔽していたことです。事故から約1年後の2020年9月になって、ようやく各報道機関によって大々的に報道されました。まだ覚えている方もいるでしょうか。日本中に衝撃を与えた事故でした。

2 公益通報と調査結果の公表

「1」で書いた個人情報漏洩事故から約2年半が経過した2022年、目黒区は身内の職員から内部告発されます。「公益通報」と呼ばれるものです。

この通報には正当性が認められたので、公益通報者保護委員(弁護士)が組織内部を調査しました。その調査結果は、めぐろ区報及び区公式ホームページで公表されました。

「目黒区 公益通報」でググってもらえれば、上位に表示されます。

しかし、この調査結果の公表にも大きな問題があります。なんと目黒区は、委員による調査結果を編集したうえで公表したのです。そうです、「調査結果を編集」です!(また隠蔽か?)

公益通報というのは、その内容に公益性が認められるからこそ、委員は調査を開始するわけです。すなわち、「これは決して通報者の個人的な感情にもとづくようなものではなく、客観的に見て、当該組織内部に違法性または不当性が存在する可能性がある」と、そう判断できる場合にのみ調査が始まるわけです。

そもそも、「違法性または不当性があると疑われる状態に陥っている」ということだけで、自治体として由々しき問題です。

さらには調査結果の一部をカットして公表するって、どういうことでしょうか? しかも、「どの部署が通報の対象となったのか」もカットしています。どこで起きていることなのか、区民の皆さんは絶対に知りたいですよね。

おそらく調査結果の中に、自分たちにとって不都合なことが書かれているので、その箇所は表に出したくなかったのでしょう。こんなものが公表の名に値すると、皆さんは思われますか。

「公益」とか「公表」という言葉の意味、ちゃんと分かってるか? と、区職員たちに質問したい。

目黒区民の皆さん、こんな自治体って絶対おかしいですよね?

こうなったら情報開示請求してもいいんじゃないでしょうか。まあ、ここまで隠蔽体質が根深い組織ですから、仮に開示請求しても、そこらじゅう真っ黒に塗りつぶされて出てきますけどね。

いわゆる「のり弁」ってやつ。あれってプリンタのインクも無駄になって勿体ないし、やっぱり正直に全てを開示するべきですよね。インクだって区民の税金で買ってるんですから。

個人情報漏洩のせいで、ある家族を避難させるという理不尽かつ悲惨な事故を起こしながら、その事実を隠蔽する。さらには、その漏洩事故から3年もしないうちに、今度は内部告発をされてしまう。

一体どうやったら、ここまで反省という言葉を知らないまま生きていけるのか、この職員たちに教えてもらいたい。まったく常人の理解を超えています。

皆さん、これが目黒区役所という組織なのです。

・自分の目の前に大きな問題が存在していても、それが問題であることにすら気づかない。

・問題の在処がわからないのだから、もちろん自発的に解決しようともしない(できない)。

・さらには自浄作用も皆無。

悪い意味で三拍子そろってます。絶望的です。こういう組織だから、公益通報なんてされてしまうんです。

3 モラルの欠落した職員たちの姿(特にZ課職員)

以下、ほんの数日間に連続して起きたことです。

・庁舎内の廊下を歩きスマホする職員(Z課の職員)

私が昼休みに廊下を歩いていると、目の前にチンタラチンタラ、サンダルを引きずって歩く若い女性職員がいました。

よく見ると、それはZ課の職員。しかも歩きスマホしてます。

もしかしたら、杖をついて歩いている来庁者が、彼女の数メートル前にいるかもしれません。ぶつかって大怪我を負わせてもいいのでしょうか。まあ彼女はいいと思っているのでしょう。だって悪いと思っていたらできませんよね、歩きスマホなんか。

ちなみに、この職員が歩いていた廊下は、幅3m程度しかありません。一方の端には窓口カウンター前に置かれた椅子があり、反対側の壁際には長椅子も置いてあります。

それらの椅子が置かれているのを差し引くと、人がスムーズに歩けるスペースは1.5m程度です。仮に、もっとスペースに余裕があっても危ないのが歩きスマホ。それをこういう場所でやるか? と呆れ果てます。

・廊下をノロノロ歩いて交通渋滞を引き起こす職員たち(これもZ課)

私が昼休みに外へ出ようと廊下を歩いていると、3人の若い女性職員が横に例をなし、廊下をノロノロ歩いていました。

ほぼ秒速20cmの超スローな速度。3人のうち右端を歩く1人は、上に書いた女性職員と同じZ課の職員です。他の2人の部署は不明でしたが、昼休みに入った直後だったので、他の部署の職員と待ち合わせた後で歩いていた可能性は低い。おそらく3人ともZ課でしょう。

右端の職員は、彼女の左側を歩く職員の肩に手を置いて、なにやら親しげに話してます。ほとんど居酒屋の帰りのような雰囲気。

このとき、彼女たちのすぐ後ろには男性(手荷物がないので職員と思われる)がいて、明らかに通行を妨げられていました。

彼は心の中で「早く歩けよ。俺が通れないだろ」と言っているように見えました。あまりに女性職員たちの歩くのが遅いので、彼は立ち止まっている状態に近い。当然ながら、彼の後ろを歩いている私も、なかなか前に進めません。

このとき後ろにいたのが、たまたま職員だったからいいようなもので、もし来庁者だったら大迷惑ですよね。

なにが怖いって、彼女たちは自分がやっているノロノロ歩きが、他の人の迷惑になっていることに、まったく気づいていないことです。

こういうことは、単に廊下を歩くときのマナー云々とかいうだけでなく、仕事においても同じことが言えます。

すなわち、「今、自分がやっていることが他者の権利を侵害している、あるいは将来にわたって侵害する可能性があるかもしれない」ということを想像する力がない。

個人情報漏洩事故も、こういう意識の低さが招いたのです。何度も書いていますが、やっぱり「一事が万事」なのです。

これが目黒区職員、特にZ課職員の恐ろしいところなのです。読者の皆さんにも、具体的なイメージが湧いてきたでしょうか。

・エレベーターから降りるときもマナー知らずな職員(これもZ課)

私が荷物運搬用のエレベーターから降りるとき、一緒に乗っていた他部署の職員に対して、お先にどうぞ、という感じで譲りました。

しかし、この職員は、ありがとうの一言もなく平然とエレベーターから降りていきました。譲ってもらって当然、という雰囲気です。もう60歳を過ぎたように見える男性職員です。

こういう無礼者は、またもやZ課職員ではないかと私は想像し、彼が歩いていく後ろ姿を見ていました。すると案の定、Z課に吸い込まれていったのです。あの年齢になっても、当たり前のマナーさえ身に付いていない。あらためて、Z課職員って普通じゃないな、と思い知らされました。

今回は、このあたりで。

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